ヘイハチ

用を済ませ、家に着いたときには、すでに午後十時半を回っていた。
無事に帰宅した安堵と共に私はドアを開ける。
明かりをつけた瞬間、先客の姿が私の目にはいった。

私たちは彼を「ヘイハチ」と呼んでいる。
私はこの名の由来を知らないが、表記は恐らく「平八」なのではないかと推測している。
一般的には、彼のことを「ゴキブリ」と呼んでいるようである。

身動き一つせず、私たちは対峙する。

先に動いたのは私だった。
丸腰の私は、間合いをはかりながらすっと物陰に滑り込む。

目を離したのはほんの一瞬だった。

しかし再び視線を戻した時、そこに奴はいなかった。

私は躊躇った自分を悔いた。
勝負しておけば不安な一夜を過ごさずにすんだものを・・・。

しばらくは得物を持ってうろついたが、奴は姿を見せる様子がない。
私は諦めて次のチャンスを狙うことにした。
ってな感じで今日の夜は大変でした。
幸い、カラオケにお呼ばれしたので家にいる時間が少なくてすんだ。ラッキーだったわあ。恐らく朝はそんなに活動しないだろうと読んどります。

今日のカラオケは熱かった！
前のライブバージョンカラオケもだいぶ熱かったけど、今日はデュエットがすごかったのよー。
おいしいから曲名はばらさないけどね。これはかなりおもしろかった(^-^)
たぶん中学校くらいの時の曲なんだけど、なぜか歌える自分がいて笑えた。そしてはまりすぎる自分たちにも笑えた。

こんな流れで今帰ってきたのです。もう5時半だ。眠いな・・・。