疲れたわ。

2001年9月21日
昨日から急遽横浜へ。親戚に不幸が・・・。

うちは神道だったらしい。知らんかった。

久しぶりの新幹線。こだま号。(ひかりじゃなかったわ→sachi)
初めて禁煙じゃないとこ乗ったわ。うちももうだめねえ。(笑)
新横浜まで2時間半。早いわあ。

目的地に到着。8年ぶりくらいやって、本気で迷った。
っていうか、全然違う道を進んだらしく・・・。30分くらい無駄に坂道のぼりまくり。
それでも何とか家族と合流。

1つ下の弟に1年ぶりくらいに会った。
かっこよくなってた。ピアス開けてるし、あかぬけたなあ。パーマで立てててオレンジ系の髪。
でも中身は子どもなのでとてもとても誉めることはできません。時と場を考えられないのはだめさ。下の弟(中3)と同レベル。まったくねえ。
妹はでかい。抜かれる。また伸びた気すんだよなあ・・・。いいけどね。うちの方ちっちゃくても。

いろんな親戚に会った。
どうも「付き合い」ってのは苦手です。親戚とか特に。
だって自分で選べないもんね。(悪い人はおらんけどさ)やりにくいんだー・・・。

とりあえず斎場へ。
けっこうお偉いさんやったから、ちょっと離れた大きいとこでやった。
神道やから、神主さんがくる。玉ぐしとか使うんだ。

なんかねー、あかんわ。
棺が斎場に着いて、室内にはいったとき、死の力をすごく感じた。
容赦なかったね。ほんまに。
なんともいえない力。呑まれそうやった。
悲しいとか、そういう気持ちではないんやけど。ほんまに何とも言えん感じ。
まあうちの弟とかは何も感じないみたいやったけどね。
プレッシャーじゃないし、鋭いわけでもない。じわじわと広がってるって言うのが近いかな。
死とか無とか、そういう「存在がない」感じがする。
恐怖心はないけど、重いね。

不思議なことに、式が進んで玉串奉納くらいになると、もうその感覚は消えてた。
ついでに言えば、1回電気が消えて御霊を呼ぶ儀式するんやけど、社みたいなのに一瞬光が見えたんだよね。何かはわからんけど。もしかしたらガラスに何かが反射しただけかもな。横のほうやったし。

初めて「死」に触れた。
自分の目を疑った。
いや、これはすごいよ。・・・詳しくは言えんけど。
人生観、死生観が変わっちゃいそう。

神主さんがお経の代わりの何か(名前忘れた)読んでたんやけど、古文体やで聞いてて意味がよくわかる。
この世の中で人間の命ほどはかないものはない・・・みたいなこと言ってたけど、ほんまやなあ。祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・ってね。
わかんなくなるなあ。いろんなことが。
死に向かう。そのために生きるんか?
死ねば誰でも同じだ。何を求めても。差なんて何もないだろう。
そういうこと考えれば考えるほど、諦めのような感覚にとらわれる。
あー、全てが虚しくなって出家するのもわかる気がするわ。(笑)
ただ、残った者に「ありがとう」と言わしめれば、その人はいい人生を送ったってことは言える気がするな。今回ほんまにそう実感したわ。
儀礼じゃなくて、ほんまに気持ちを込めてもらえるかどうか。そこやね。
死ぬからこそ、生きることを楽しまなあかんのかもな。

悲しいとかじゃなく、すごく感動した葬式やった。おかしいかもしれんけどこれが本音。
最高の人生歩んだんやろ。あの人は。

きっとこれからも家族と一緒だろうなあ。

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